「物量」の「基準値」
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「物量値」の基準設定の場合は、比較的簡単だ。前述の物量基準の指標(パラメータ)に関して、(大規模な)統計調査を実施すればよい。
調査結果の分布特性に応じて、平均値、中央値、最頻値などのうちから適切なものを選択すればよい。そんな想像をしてちょっと戴きたい。
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この基準値と自分の物量値を比較すれば、自分の現状が基準値に対してプラスなのかマイナスなのか、判定できる。
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なおこの基準値は、自分の帰属する母集団ごとに代わる。帰属母集団は、本人の属性ごとに変わるからだ。
その属性とは、年齢、性別、居住地、職業、職種、業界、業態、勤務形態、家族形態(独身、既婚)、などだ。
その結果、本人が知りたい母集団をどの属性によって定義するのかによって、プラスなのかマイナスなのかも変わる。
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例えば、
➢ 都市部で単身生活している三十代としては、基準値以上の物量値を達成している。
➢ しかしこの業界のこの職種の男性サラリーマンとしては、まだまだ基準値以下でしかない。
などということになる。この点については後程再説する。